東京都下の休日を家族で楽しめるおすすめの公園

花見に最適な桜の名所がある公園(井の頭恩賜公園、小金井公園)

注文住宅を建てる土地を選ぶときは、当然ながら地域の環境にも目を向けることが不可欠です。特に「便利な都心よりも広くてのんびり過ごせる郊外の方がいい」という方の場合は、散歩できるエリアに休日を家族で楽しめる公園があるのが理想といえるでしょう。
当コラムではそんな郊外思考が高い方に向けて、東京都下(市部)で人気の公園をご紹介します。

魅力ある公園の条件の1つは、四季折々の景色を楽しめる場所であることです。
もっとも好まれるスポットは“日本人の心”とも表現される桜がある公園ではないでしょうか?
東京都下で春のお出かけスポットとして特に有名な公園としては、武蔵野市にある井の頭恩賜公園と小金井市にある小金井公園が挙げられます。

井の頭恩賜公園は中心に作られた井の頭池が公園のシンボルになっており、池の周辺が絶好のお花見スポットです。
神田上水の水源で武蔵野三大湧水池の1つであり、古き良き武蔵野の雰囲気を残しています。
井の頭池の周りに公園内に500本ある桜の半数があるため、お花見シーズンには宴を楽しむ人でいっぱいになります。桜の枝が池に張り出して見事な花を咲かせる様は、圧巻としかいいようがありません。

次におすすめするのは、玉川上水沿いにある小金井公園です。約80haの広大な園内にソメイヨシノやヤマザクラをはじめとする桜が約1800本あり、シーズンになると公園内が桜色に染まります。
園内には「江戸東京たてもの園」があり、この辺りが絶好のお花見スポットです。
「江戸東京たてもの園」は、江戸〜昭和初期の歴史的建造物を30棟展示しており、見事な桜を鑑賞しつつ古い時代にタイムスリップしたような体験もできます。
家族連れが楽しめるお花見スポットになっています。

井の頭恩賜公園

キレイな花々が咲き誇る色鮮やかな公園(昭和記念公園、神代植物公園)

四季を感じることができるのは、桜だけではありません。立川市と昭島市にまたがる昭和記念公園は、桜の他にもたくさんの花が咲き誇る色彩豊かな国営公園です。20,000m2ある広大な敷地には、子ども向けの自然体験施設が作られるほど豊かな自然があります。もちろん、桜の時期もきれいですが、毎年秋に行われる「コスモスまつり」が非常に有名。550万本ものコスモスが一面に咲き誇る景色は、訪れた人の記憶に深く刻まれることでしょう。

三鷹にある神代植物公園もキレイな花を楽しむことができます。都内にたった1つの植物園であり、約4,500種類、10万株のさまざまな植物を見学できます。初春は桜や梅の名所でもあり、春と秋の2回見頃が訪れるバラも非常に人気です。ツツジの大群生も見応えたっぷり。平成28年には大温室が完成したので熱帯植物も観賞できるようになりました。また、水生植物園も併設されているので、湿地に咲くカキツバタやハナショウブなども見られます。

特に女の子を持つ親御さんにとっては、キレイな花を見られる環境が近くにあるのは喜ばしいことではないでしょうか。幼少期に美しい景色を見て育った子どもは、色彩感覚や感受性に優れているといわれています。子どもの心の成長を促すためにも、多くの花が咲く場所の近くで暮らしてみるのも、素敵な選択といえるでしょう。

狭山丘陵にある自然を楽しめる公園(野山北・六道山公園、狭山公園)

大自然と一体化した公園があることも、東京都下の1つの魅力です。たとえば、狭山丘陵の大自然にも素晴らしい公園があります。武蔵村山市にある野山北・六道山公園は、都立公園の中でもトップの広さを誇り、里山の風情をそのまま残した公園です。野生のホタルの生息地もあり、野鳥観察や森遊びなど、昔懐かしい里山風景の中で自然を存分に堪能できます。

また、東村山市、東大和市にある狭山公園は、多摩湖の東に位置する公園です。宅部(たっちゃん)池を中心に野鳥の森があり、狭山丘陵の自然を体感できます。アカマツの樹林やケヤキの木立などでカッコウやホトトギスなどの声を聞けるなど、非常にのどかな雰囲気。春にはソメイヨシノやヤマザクラなど、いろいろな種類の桜を愛でることができ、秋には素晴らしい紅葉を楽しむことができます。

ご紹介した6つの公園の他にも多摩地区には、自然豊かで休日を家族で過ごせる公園がたくさんあります。都心の便利な立地も憧れますが、緑豊かな公園が近くにある郊外の地もまた違った魅力があるものです。注文住宅を建てるなら、近くの素敵な公園に散歩でいける立地を選んでみてはいかがでしょうか。