住宅購入において選択肢の一つであるマンション
いつの時代でも多くの家族にとって憧れの対象であるマイホーム。賃貸ではない“自分の城”を所有することは、多くの方にとって人生の大きなターニングポイントといえるでしょう。ただ、一口にマイホームといっても住宅にも種類があり、それぞれの方の好みや価値観によって選ぶ住まいは異なります。端的にいえば、「マンション」にするか「一戸建て」にするかの二択の違いによって、日々の暮らしは少なからず違いが出てくるでしょう。
「都会の立地条件がいいマンションに暮らしたい」「注文住宅でこだわりの一戸建てを建てたい」など明確な住まいのビジョンを持っている方もいますが、「マンションと一戸建て、どっちにしようかな」と選択に迷われる方も多いのではないでしょうか。マンションにしても一軒家にしても購入するには多額な費用がかかるだけに、後悔のない選択をしたいところです。
家族の人数や年齢層、趣向、ライフスタイルなどの条件によってマンションに向いているか一戸建てに向いているかが見えてくるでしょう。なので、どちらを購入すればいいかを迷われている方は、マンションと一戸建てのそれぞれの居住形態の特徴やメリット・デメリットを把握し、比較検証することが重要になります。きちんと吟味したうえで、理想のマイホームを購入することを心がけましょう。
マンション・注文住宅のそれぞれの特徴を比較
マンションと一戸建てのもっとも大きな違いは、「集団住宅に住むか」「個人所有住宅に住むか」です。
立地の良さや管理会社によるメンテナンスなどは、マンションという集団住宅に住むことのメリットですが、一戸建ては家族単位で住むことによる自由度の高さが利点だといえるでしょう。以下ではマンションと一戸建てのメリット・デメリットを比較しています。
マンション | メリット |
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デメリット |
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一戸建 | メリット |
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デメリット |
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上記のようにマンション、一戸建てのそれぞれに良し悪しがあります。そのため、利便性を優先する人や住宅購入費用を抑えたいと考えている方はマンション購入がおすすめであり、間取りや外観にこだわった家づくりや家族だけのスペースを大切にしたいと考えている方は一戸建てがおすすめです。マンションか一戸建てかによって暮らし方も変わるだけに、家族がどんな家を求めているのかをきちんと話し合い、全員が納得できる結論を出す必要があります。
好みは分かれるもののやっぱり人気の一戸建て
マンションか一戸建て、どちらを選ぶのかはその方の望むライフスタイルによりけりですが、「郊外に住むことになったとしても一軒家がいい」「子どもが伸び伸びと暮らせるのは一戸建て」という意見をお持ちの方は多く、一戸建てはやはり人気があるようです。さらにその一戸建ての家が建売住宅ではなく、注文住宅であれば、理想の住まいを実現できる可能性が上がります。
これから手にすることになるマイホームは、今後何十年にもわたり生活の拠点となる重要な場所です。一日の半数以上をこのスペースで過ごすため、快適でないと“人生を損してしまう”ことになるかもしれません。マンションにするにも、一戸建てにするにも費用はかかります。ただ、マイホームの購入という多くの方にとって一生に一度のビッグイベントなだけに、資金を投下して、とことん理想の住まいの実現を果たしてみてはいかがでしょうか。
マイホーム購入に関して今なおお悩み中の方は、今後10年以上にわたりどんな暮らしをしたいかを考えることが重要です。立地条件のいいマンションの利便性は確かに魅力ですが、将来にわたりずっと今の考えが変わらないとも限りません。年を取ったときにどんな暮らしが安心できるかを想像してみたときに、注文住宅の一戸建ても一度検討してみてください。