
中野ブロードウェイを中心に浸透するサブカルチャー
中野区は23区の西側に位置し、練馬区や杉並区といった住宅街のイメージが強い地域や、新宿区や渋谷区といった大きな繁華街があるエリアに囲まれています。そうした立地条件から、中野区は閑静な住宅地であるのと同時に都心に近い洗練されたイメージの二面性を併せ持っています。
そんな中野区で近年、注目を浴びているのは“オタク文化”です。中野は秋葉原に次ぐサブカルチャーの発信基地としての地位を確立しており、その中心には「中野ブロードウェイ」があります。中野ブロードウェイは、中野サンモール商店街の一角にあるアニメ、マンガを中心にゲーム、ファッション、おもちゃなどさまざまな商品を販売する複合施設です。飲食エリアも充実しており、オタク文化に馴染みがない人でも一日を満喫できるほど店舗ラインナップが充実しています。
“サブカルチャーの聖地”という異名を持つ中野ブロードウェイは、中野という街のブランディングに一役買っただけでなく、商店街とオタク文化の融合という新たな価値を創出しました。中野ブロードウェイのために遠方からも人が集まり、そして周囲の商店街も賑わうという構図を確立。中野を盛り上げ、活性化させる起爆剤となったのは、間違いなく中野ブロードウェイだといえるでしょう。

中野駅周辺は学園都市~若者が多く住まう環境~
中野区は近隣に多くの大学があることや中央線沿いが若者からの人気が高いこともあり、若い世代が多く居住しています。次世代の新しい力がこの街の開発の大きな原動力となったことは説明するまでもありません。
そして、オタク文化に注目が集まりがちな中野区ですが、中野駅周辺は明治大学や帝京平成大学などが集まる学園都市でもあります。早稲田大学も2014年春に外国人らの学生寮を建設するなど、多くの学生が勉学を励んでいます。単なる勉強だけでなく、日常的にサブカルチャーの文化に触れることで複合てきな学びができる地となっているのです。
また、中野区には生涯学習の拠点である「なかのZERO」があります。大ホール、生涯学習活動・支援コーナー、小ホール、プラネタリウム、学習室、そして中央図書館も併設しているなど、多くの年代の学びを支援する多彩な機能を備えた施設です。小学校に入ったばかりのお子さんや受験勉強に取り組む高校生など、多くの将来を担う区民に利用されています。

お高くとまっていない都心にも近い手頃な住宅街
中央線や西武新宿線を利用すれば、新宿副都心まで行けるアクセスの良さも中野の魅力です。立地条件に恵まれながら、世田谷区や杉並区などのエリアに比べて住宅の価格帯でも手が届きやすい面も人気の要因となっています。中野には有名な高級な住宅街はありませんが、反対に庶民派でお手頃な住みやすい住宅地といえるでしょう。
また、中野区には中野ブロードウェイ以外にも魅力的な施設やスポットが存在します。なかでも中野のランドマークと呼ばれる「中野サンプラザ」は、コンサート・宿泊・ウエディング・レストラン・教室・宴会・会議など多くの用途で利用できる複合施設です。中野サンプラザは、芸人の一つの登竜門としても非常に有名な場所です。
また、西武新宿線沿いでは休日の哲学堂公園や新井薬師に多くの人が集まります。野球場やテニス場もあり、広い立地の公園は子どもを遊ばせるのには最適です。新井薬師は、治眼の御利益があるとされており、正月はもちろんのこと、中野区内外から多くの人が訪れるスポットです。
文化を楽しみながら、充実した学習ライフを送れる中野区。お子さんの将来を考えるのであれば、この地に注文住宅を建てるのを検討してみてはいかがでしょうか?
Photo credit: Инариский via VisualHunt.com / CC BY