子ども家庭支援センターと医療施設の充実
東京の真ん中に位置する府中市は、東西を横断する京王線により都心へのアクセスが良好で、国府が置かれ甲州街道の宿場町として賑わった古き良き文化を覗かせる街並みが建ち並んでいます。そんな穏やかな住環境が整ったこのエリアは、子育てを行う環境としても非常に優秀です。
府中市が子育てに適した地域である要因としては、市内にある「子ども家庭支援センター」の存在が挙げられます。18歳までのお子さんのいる家庭の子育て相談やお子さん本人からの相談も直接聞く「たっち」と、室内ひろばを解放して0歳から就学前のお子さんの保護者の相談を受ける「しらとり」という2つの施設があります。双方とも子育てや家庭における悩みを親身に相談してくれると好評です。
また、多摩地区における医療の拠点がある点も子どもを育てるうえで安心できるポイントといえます。総合的な医療機能を持つ「東京都立多摩総合医療センター」は、多摩地区で唯一の都立病院です。東京の西側でもっとも高度かる専門的な医療を提供しています。
さらに「府中市保健センター」では、府中市医師会、府中市歯科医師会の協力を得て医療機関が休診となる休日、夜間、年末年始などの診療を実施しています。そのため、子どもが急に体調不良に陥った際でも診療可能です。子育て支援センターと医療施設の充実は子育て世代において非常に頼もしい存在といえます。
Photo credit: ajari via VisualHunt.com / CC BY東西南北に交通網がある東京の中央部・府中市
多摩地区の8都市の自治体に囲まれた東京都の中央部に位置しています。三鷹市、調布市、小金井市、国分寺市など多摩の主要自治体と隣接していることもあり、古くから政治、経済、文化、交通の中心として栄えてきた歴史があります。
とりわけ地理的に東京のど真ん中にあるため、東西南北に発展した交通網が特徴です。東西を走る京王線が交通の中心であるのは当然のこと、神奈川の鶴見駅から千葉の西船橋駅までを結ぶ武蔵野線においては、経由する府中本町駅が都内の乗り換えのポイントとなっています。
また、鉄道のみならず公道においても甲州街道、高速道路では中央道など交通量が非常に多い地域です。東西に都心と地方を移動する際に必ず経由する地として、古くから街の活性化を図ってきました。
多彩なショッピングスポットが充実する府中
甲州街道の宿場町とし古きよき伝統の街並みが残る府中市ですが、近年ではショッピングスポットの充実にも目を見張るものがあります。1974年に策定された「府中駅南口市街地再開発」により、現在に至るまで府中駅の開発が進行中。1991年に京王線の高架化工事が完了すると、1996年には、「伊勢丹府中店」と「フォーリス」という大型商業施設が誕生しました。
2005年には、「府中のまんなか、あったかパーク。」をコンセプトに複合施設「くるる」が完成。TOHOシネマズ府中をはじめとしてファッション、雑貨、食品、レストラン、カフェがすべてそろった“生活のすべてを完結できる場所”として市民に親しまれています。その他にも京王関連のショッピング施設が建ち並んでおり、暮らしのためのショッピングにおいて困ることは一切ありません。
江戸時代の宿場町として文化と伝統を重んじた古の雰囲気を醸しつつも、大型ショッピング施設の充実によって新しい生活文化も芽生える府中市。新旧の魅力が交錯するこの街は、注文住宅を建てるのに望ましい条件がそろった土地柄だといえるでしょう。
“武蔵国”の文化を継承する 「大國魂神社」の存在
府中市には、古代に国府が置かれていた経緯があり、武蔵国としての政治・経済・文化の中心として繁栄を極めました。江戸時代には甲州街道の宿場町として賑わいを見せており、かつての面影を現在の街並みにも色濃く残しています。
歴史や伝統を感じさせる府中においても別格の存在感を示すのが、武蔵国時代の総社として人々に崇められてきた「大國魂神社」です。111年に創立され、1900年以上の歴史を誇る大國魂神社は、社の門前町として発展した府中のいわば象徴的な存在といえます。大國魂神社の鳥居から参道に沿って南北に続く「馬場大門ケヤキ並木」は、日本でも有数のケヤキ並木であり、国指定天然記念物です。現在も世代問わず散歩スポットとして観光客を賑わせています。
大國魂神社では、年間を通して行事も盛んに行われています。中でも例大祭の「くらやみ祭」は、府中のみならず、多摩地域全体でみても規模の大きな祭礼行事です。祭が開催されるゴールデンウィークには、周辺道路の交通規制が行われるなど、まさに府中の街を挙げたビッグイベントといえます。
Photo credit: puffyjet via Visualhunt / CC BY府中市での子育て情報源子育て情報誌「子育てのたまて箱」
施設以外の面では、行政からの子育て情報の発信が一つの特徴だといえます。府中市では、主に就学前の乳幼児を対象に子育て情報を掲載した「子育てのたまて箱」を発行しています。
レジャー系の特集記事から、行政による助成・支援の体制、各種健診の情報、幼稚園や保育園の情報、子育て安心マップなど市内の多岐にわたる子育て情報を掲載。この冊子があるだけで、府中市の子育てにおける有益な情報を網羅することができます。
「子育てのたまて箱」は市役所や上記でも紹介した子ども家庭支援センター「たっち」「しらとり」などを中心に市民の方が多く利用される施設で配布しています。また、市のHP(http://www.city.fuchu.tokyo.jp/kosodate/shussan/info/tamatebako.html) からもダウンロードすることが可能なので、施設内に冊子がなくなってしまった場合でも安心です。府中市から発信する子育てに役立つ情報をぜひご活用ください。
府中市在住の現役ママたちによる情報サイト「てくてく府中」
行政からの情報発信が非常に充実している府中市ですが、一般の方による“主婦目線”から情報を発信しているメディアがあることにも注目すべきでしょう。府中市で子育てを楽しむことを目的としてつくられた「てくてく府中」(http://tekuteku-fuchu.com/index.html) は、市内に在住している現役ママたちが、子育てにおける本当に知りたい耳寄りな情報を掲載しているサイトです。
平成19年に市内にあるスクエア21女性センターで行われたライター講座の受講生が集まり、「ママチャーリーズ」という団体を発足。講座で学んだことを活かしつつ、府中市の情報発信を行うために「てくてく府中」の運営を開始しました。
「てくてく府中」には、ママチャーリーズのメンバーが実際に足を運んで取材した情報が満載。 “自分たち主婦が知りたいこと”という視点を大切にして市内のグルメ情報や店舗情報、また季節のイベントなどを発信しています。ママチャーリーズも、母親業やパートで忙しい合間を縫って活動している現役のママたちです。それだけに同じく子育てをしているお母さんにとっては、有益な情報ばかりであるということは間違いありません。
このように府中市は、子育てに関して施設面と情報面における充実度が際立っており、何か困った際に行動に迷ってしまうシーンもあまりそこまで多くないでしょう。安心できる環境で子育てを行いたいとお考えの方は、府中市に注文住宅を建てることをオススメします。