23区緑被率1位を掲げる自然豊かな練馬の大地
お子様の健やかな成長のためにも、「なるべく“いい環境”で子どもを育てたい」という方に贈る地域特集コラムです。。今回ご紹介するのは、東京23区の中では最も新しく誕生した練馬区。
練馬区は23区内で公園の数が1位、農地面積1位であり、「よりどりみどり」をスローガンに掲げる23区緑被率1位の自然に溢れた地域。光が丘公園や石神井公園など子どもを連れて遊べる大きな公園がたくさんあり、休日には親子が遊び、触れ合う声で溢れています。また、お子様が成長した暁には、区内屈指のテーマパークである「としまえん」に親子で通うのが、休日のスタンダードな過ごし方となるかもしれません。
さらに近年では、大江戸線や副都心線の開通によって都心へのアクセスが抜群になったことで、マンション建設ラッシュが加速。小さなお子様がいる家庭や、将来的な家族で暮らす場所を探している夫婦にとっては特別区内のまさに“穴場スポット”といえるでしょう。
Photo credit: sabamiso via VisualHunt.com / CC BY快適な住環境を誇る23番目にできた特別区
東京23区の西側に位置する練馬区は、多摩地区の西東京市と隣接しています。
23区では世田谷区に次いで2位の71万人の人口であり、学生の一人暮らしから二世帯住宅の家庭まで、さまざまな世代にとって暮らしやすい環境が整っています。
練馬区は1947年に隣接する板橋区から独立して誕生した、東京の特別区のなかで23番目に誕生したもっとも新しい区です。
西武線、副都心線、大江戸線が通るなど都心へのアクセスが抜群で、23区中5番目に広い区域を誇るなど、まだまだ成長できる要素が多く見受けられます。
独立を果たした歴史による“新しい風土”を大切にする思想も、ポテンシャル開花への追い風となることでしょう。
緑溢れる地域の名物は「練馬大根」
練馬区のイメージを問われた際に「緑が豊かである」ことを想像する方も多いのではないでしょうか?
実際にそのイメージ通りで、練馬区は23区の中でもっとも公園の数が多い区であり、約640箇所の公園や緑地が整備されています。
石神井川や白子川など水の流れもあり、春シーズンの川沿いにはお花見を楽しめる景色が広がります。
また、昔ながらの畑や農園が未だに多く存在しており、農地面積は23区内で断トツの1位。
キャベツやブロッコリーの栽培も盛んですが、特産物として有名なのはやっぱり「練馬大根」です。
練馬区での大根栽培の歴史は古くは江戸時代まで遡ります。
人口が100万人を超えて繁栄を極めた当時の江戸の食卓を支えました。
都の発展とともに大根文化も根を下ろしていき、その流れは現代にまで継承。今でも地域の方々は地元産の「干し大根」や「たくあん漬け」に舌鼓を打っています。
特別区に籍を置きながら、未だに農業にも力を入れている点は、23区の中でも異彩を放つ練馬区の象徴的な文化であるといえるでしょう。
世界に誇れる日本文化・アニメ発祥の地
練馬区を語るうえで忘れてはいけないのは、世界中から絶賛されているアニメ発祥の地であることです。区をあげて「アニメのまち宣言」をしているだけに、アニメ関連企業の数は日本随一。アニメ色の強さは作中にも色濃く反映されており、国民的アニメでもある“ドラえもん”も練馬区を物語の舞台としています。
また、アニメの原作となったマンガの原作者が多く集うことでも有名です。手塚治虫、赤塚不二夫、松本零士などの一流どころも居住していた経験があり、著名な漫画家を排出する下宿先として有名なアパート「トキワ荘」も練馬区内の南長崎にあります。現代アートや芸術に関しても時代の先端を進んでおり、“芸術家の養成所”ともいわれる日本大学藝術学部があるのも江古田です。
都心にほど近く、閑静な住宅地が広がり、自然環境に恵まれ、さらに文化を発信している土地――そんな多くの魅力で構成されつつも、どこか落ち着いた雰囲気を醸し出しているのが練馬区です。生涯にわたって恵まれた環境を満喫しつつ暮らせる土地に、注文住宅を建てたいとお考えの方には、練馬区をおすすめしています。
練馬区ならではの子育てサポート出産時に家庭や育児をサポートする「応援券」を配布
23区でありながら緑が多く、子育てに適した土地柄である練馬区ですが、育児に関する具体的なサポート体制はどのようなものがあるのでしょうか。特徴的なのが、出生・転入をされた1歳未満のお子さんのいるご家庭に配布する「子育てスタート応援券」です。
練馬区では、実施している「育児支援ヘルパー事業」「ファミリーサポート事業」「乳幼児一時預かり事業」をとり多くの子育て世代に知ってもらい、利用してもらうべく応募券の配布を始めています。この応募券では、練馬助産師会で実施する、助産師による産後ケアについても受けることができます。主なサービス内容に関しては以下の表の通りです。
種類 | 家事応援券・助産師ケア券 | 育児応援券 |
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サービス | 民間事業所のヘルパーが、日常的な家事のお手伝いをする「育児支援ヘルパー事業」と助産師による乳房ケア、育児相談、赤ちゃんの沐浴などに利用できる「練馬助産師会実施事業」の2点 | 生後58日からのお子様を対象とし、保護者の方のリフレッシュのために援助会員がお子さんをお預かりする「ファミリーサポート事業」と生後6ヶ月以上のお子様をお預かりする「乳幼児一時預かり事業」の2点。 |
有効期限 | 発行日から6ヶ月後の月末まで | お子様が1歳6か月に到達した月の月末まで |
練馬の子育て情報ポータルサイト「ねりこそ@なび」
また、練馬区では行政の支援はもちろんのこと、実際に子育てしているママさんたちの自主的な取り組みも非常に目立っています。その最たる例が練馬の子育て情報ポータルサイト「ねりこそ@なび 」です。
「ねりこそ@なび」は、練馬区で子育て中のママと支援者によって運営されており、妊娠から幼稚園入園までの情報を数多く掲載しています。情報を投稿しているのが実際に子育てしているママさんであるということが大きなポイントであり、育児における共通の悩みや不安の解消につながりやすいのが最大の利点といえます。
更新される情報も「産む」「あそぶ」「はたらく」「まなぶ」「まもる」「相談する」「つながる」など情報別に整理されており、すぐに子育ての参考になるものばかりです。練馬区内に在住する子育て世代にとって、ブックマークして逐一情報を入手したい情報サイトとなっています。
23区内でアクセスもよく、緑が多く、育児環境も充実している練馬区――注文住宅を建てるなら、この地を選んでみたらいかがでしょうか?