保険の計算

何十年も暮らす家だけに保険加入は必須

念願のマイホームの購入する際は、その後の家族と過ごす素晴らしい生活をイメージしてワクワクしてしまうものです。ただ、浮かれてばかりいられないのも現実。注文住宅を建てるのであれば、その後の何十年もその家に住み続けることになるので、末永く快適な生活を送るためにも「保険加入」を真剣に考えなければいけません。

なぜ保険に加入する必要があるかというと、それはいつ起きるとも限らない自然災害に備えるためです。第51回コラム(あらかじめ知っておきたい耐震・免震・制震の違いへリンク)でも紹介したように日本は地震大国。それに加え、近年では地球温暖化の影響からか、台風や竜巻など自然災害による被害が増えています。突如として発生する自然災害はどうにも防ぐことはできないので、起きてから慌てるのではなく、起きる前に万全の準備をしておくことが大切になります。

自然災害に備えた一番の準備といえるのが保険への加入です。万が一、家が火事によって焼失してしまったり、地震によって倒壊してしまったり、竜巻によって損傷してしまったりすることがあっても、保険に加入していることによって補償を受けられます。公的にも「被災者生活再建支援法」という自然災害における支援金が出る制度はありますが、最高額が300万円なだけに被害の規模によっては全然金額が足りません。そのため、備えあれば憂いなしではありませんが、必然的に保険に加入すべきであるといえるでしょう。

整理すべき住まいの保険の特徴と種類とは

保険に加入することは重要であることは間違いありませんが、一口に保険といってもさまざまな種類があります。それは住まいにおいても例外ではありません。そのため、ここでは甚大な自然災害が起きた際に、新しく建てた家の外観や設備における被害を補償する保険である「損害保険」を紹介します。損害保険とは、風水害など自然災害、火災などによって生じた損害をてん補する保険です。その中でも特に加入をおすすめするのが以下の4つの“住まいに関する保険”になります。

火災保険火災保険とは火災における一戸建てやマンションなどの建物と、建物の中にある家具や什器などの動産の被害を補償する保険です。ただ、火災保険の多くは対象を建物に限っているケースが多く、動産を別途対象に申し込む必要があります。
住宅総合保険住宅総合保険は、住宅と家財について火災、落雷をはじめ、物体の落下・衝突、水漏れ、盗難、水害などによって生じた損害も補償します。火災保険では補償されないことでも、住宅総合保険では補償されることもあります。
家財保険家財保険は火災、台風などによる家財の汚損や盗難における被害に対して補償する保険です。日常の偶然の事故、汚損などの原状回復費用などが基本的に含まれているのが特徴といえます。
地震保険地震保険は文字通り、地震の被害を補償する保険です。火災保険では地震によって起きた火事による被害の場合、保険金はおりません。地震、火山噴火、津波などによって起こる火災、家屋の損壊などを補償してもらうためには地震保険に加入しておく必要があります。

上記のように火災における被害に関しても、その原因によって補償がおりる保険とそうでない保険があるので注意しましょう。また、保険会社によってはそれぞれの保険にオプションとして追加の補償が得られる契約もあるので、保険の内容を細かく吟味することが大切です。災害が起こった際に「保険が適用されない」という事態が一番困るので、加入する保険がどの範囲までの被害を補償してくれるのかをしっかり把握しておきましょう。

住まいにマッチした保険を取捨選択することが大切

住まいに関わる4つの保険すべてに加入していれば万が一、災害が起きて家に損害が出たとしても、補償を受けることができるでしょう。ただ、複数の保険に加入していると、毎月の保険料の支払いがかさんできつくなってしまうので、ご自身の住まいにマッチした保険を精査し、きちんと取捨選択することが大切なのです。

それぞれの保険は保険会社によってさまざまな特約などがあるので、同じ名称の保険に加入したとしても、会社によって保険料に多少のバラつきがあるので注意しましょう。保険に加入する際は、インターネットなどで一括見積もりなどを利用することで、会社の保険内容を徹底比較することをおすすめします。あるいは、家の建築を頼んだ建築会社と提携のある保険会社を紹介してもらうのもひとつの方法です。そうすることで注文住宅の建築も保険への加入も安心してお任せすることができます。

何も内容を理解しないまま、すすめられた通りに保険に加入することは、その後の支払いを考えると非常にリスキーなことです。「何でこんな保険に入ってしまったのだろう」と後から嘆くくらいなら、家を建てる際にしっかり保険選びを吟味・精査すべきでしょう。長年にわたり保険料を支払い続けることになるので、保険選びは家選びと同様に重要なファクターなのです。